セクハラとは

セクハラとは
セクハラとは、セクシュアルハラスメントの略語で、性的な言動による嫌がらせを指す言葉です。さまざまな場面でセクハラは起こり得ますが、特にオフィスなどの働く環境でセクハラが起こると、従業員が心地よく働けなくなり、心身にも大きな問題を抱えることがあります。

会社でのセクハラ行為を回避するためには、業務への影響も考慮して、会社全体で対策に取り組む必要があるでしょう

セクハラ以外のハラスメント

パワハラパワハラとは、パワーハラスメントの略語で、権力や立場などの違いを利用した、嫌がらせ行為のことです。例えば、上司が、上司という立場を利用して部下に対して身体的あるいは精神的に不快な思いをさせる行為を行うことは、パワハラ行為に該当します。

取引先からパワハラを受けることもあるでしょう。例えば、契約の条件などを提示したうえで、仕事とは関係のない業務を強要することもパワハラ行為となります。
マタハラマタハラとは、マタニティハラスメント、つまり妊娠中や出産後の女性に対する嫌がらせ行為のことです。

妊娠すると、対応できる業務内容に限りが生じる可能性もあります。例えば台の上に乗って行うような作業の場合、転倒の可能性があるため対応できないこともあるでしょう。このときに、「妊婦がいると迷惑だ」「業務が忙しい時期になんで妊娠するのだろう」といった配慮のない発言をすると、マタハラとなります

セクハラの基準

身体的な接触身体的な接触も、セクハラにあたる可能性があります。例えば、体のバランスを崩して倒れそうになった同僚に、親切心からさっと手を出して体を支えてあげることもあるでしょう。しかし、腰などに触り、相手に不快な思いをさせれば、セクハラ行為にあたる可能性もあります。
性的あるいは容姿に関わる言動例えば「〇〇さんはスタイルがよくてセクシーだなあ」といった発言をすることは、セクハラ行為にあたります。

また、「いつも可愛いね」「そんなにキレイだと彼氏が羨ましいねえ」といった容姿に関わる発言も、セクハラとなる可能性があります。なお、「美人でないのだから顔を見せるな」など、容姿をけなすような発言も、セクハラ行為と考えられるでしょう。
対価を目的としたハラスメント例えば、「自分と付き合ったら、チームリーダーにしてあげよう」など、何らかの対価を提示して性的な関係を迫ることは、セクハラ行為と考えられます。

また、取引先へ向かう車中で部下の体を触り、部下が「止めてください!会社に報告します」と抵抗したとします。拒否されたことの復讐として、その部下をチームから外すなど、嫌がらせ行為を行う場合は、セクハラ行為に加えて、立場を悪用したパワハラ行為をしたことになります。
電子的なセクハラ性的なメッセージや画像の送信
電子メールやチャットツールを使用して、性的なメッセージや画像を送信する。
例えば、不適切な言葉や性的な要求を含むメールを送ったり、セクシャルな画像を送信したりすること。
セクシャルハラスメントを含むオンライン嫌がらせ
ソーシャルメディアやオンラインプラットフォームを通じて、セクシャルハラスメントを行う。
例えば、性的なコメントや嫌がらせを含むSNSの投稿をすること。
視覚的なセクハラ嫌がらせとなる露骨な視線や視線での全身のチェック
目で相手の体を上から下まで見るような露骨な視線を送る。
相手の目線を無視して、常に体の特定の部分を見つめる。
性的なポスターや画像を掲示することによる不快感の引き起こし
オフィスや共有スペースに過激な性的画像やポスターを掲示する。
目に触れることで、職場環境を不快にする。

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